市民自治こがねいは、11月1日の時点で小金井市長選への立候補を記者会見で表明された方、あるいは新聞報道された方に公開質問状を送付いたしました。
現職の西岡真一郎さん、自民党市議だった新人の河野律子さん、共産党市議だった新人の森戸洋子さんです。 3人全ての方から回答をいただきましたので、左から到着順に掲載いたします。
なお、この公開質問状は同封の当会発行「散歩だより」102号と対応しています。合わせてご覧いただきたいと思います。
Ⅰ 緑の保全、環境配慮のまちづくり
① 関連政策を2つあげ、その理由をそれぞれ述べてください。
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
政策1、屋上緑化と壁面緑化の推進 今後、生産緑地の一定の減少が見込まれる中、貴重な緑を保全するために、屋上緑化や壁面緑化を推奨し、緑被率を確保することで、水と緑を小金井市民の共有財産として確立します。 | 緑地や農地の保全、拡充で、自然環境を守り、災害時に備えます。農福連携で市民の社会参加意識を高めます。環境都市宣言を行います。 理由:緑地とともに農地の保全、拡充し、農福連携を広げることで、市民参加で環境保全に取り組むことができる。環境都市宣言を行うことで、市の姿勢を示す。 | 小金井市には国分寺崖線に沿った野川を中心とした、豊かな自然があります。防災が今日の課題でもあり、野川の調整池管理保全も重要な課題です。同時に調整池を活用した「こども広場」の設置も魅力的なテーマと考えています。 |
政策2、CO2削減の施策推進 二酸化炭素排出量の削減に取り組む施策として、市が管理する街路灯約8千灯をLED照明に切り替えました。また、太陽光発電機器の導入促進のための補助制度を拡充する等、地球温暖化対策推進計画を進めます。 | 武蔵野公園以外の国分寺崖線区域の民有地は、市が計画的・長期的に取得し、緑を増やします。そのため基金を創設します。 理由:国分寺崖線の緑地を守り、増やしていくことで、自然環境を保持するとともに、はけの保水力を高め、野川の水量も保ち、自然災害に強い都市になれる。 | 環境問題は子供の頃から触れておくことが重要です。このため小学校にはビオトープを設けるなど、環境学習の充実に努めてまいります。 |
② 都市計画道路「3・4・11号線」「3・4・1号線」について
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
事業化すべきでない。 理由:都市計画道路3・4・11号線は市民の理解等が十分とは言えない状況であるため、現時点では事業化に賛同しかねます。都市計画道路3・4・1号線は小金井市都市計画マスタープランを尊重し、見直しを求めます。 | 事業化すべきでない。 理由:小金井の貴重な自然を次の世代に残し、市民の住環境を守るために両路線とも事業化には絶対反対である。 | どちらでもない。 理由:都市型災害の発生時には交通機関がダウンします。この時都心に残された市民は徒歩で帰宅することになります。多摩では青梅街道、甲州街道がありますが中央線に沿った道路はありません。計画中の道路が最適か否かは別にして中央線に並行する広域的避難道路は必要と考えます。 |
③ 気候危機(地球温暖化)についての主な対策を列記してください。
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
一般家庭から排出される温室効果ガスの削減を進めるため、既存補助制度の更なる周知や充実を図ります。 | 地球温暖化を防止するため、原発に頼らないエネルギーの確保策を推進します。公共施設においては自然再生エネルギーを活用し緑化を推進します。廃棄物の3Rを推進します。市民発電所と連携し応援します。 | 温室効果ガスの排出抑制。 |
新庁舎・(仮称)新福祉会館建設や清掃関連施設再整備など、今後計画されている新たな公共施設における省エネ化・再エネ化に積極的に取り組みます。 | 再生可能エネルギーの普及。 | |
公共施設の6割を占める学校教育系施設における地球温暖化への取り組みは効果も期待できるとともに、次世代への教育にもつながることから、校舎のLED化や遮熱フィルムの活用等による省エネ対策を積極的に推進します。 | ||
公立小中学校における環境教育推進校を設置するとともに、児童生徒による省エネアイディアコンクールを実施します。 |
④ 公共施設の供給電力の再生エネルギー100%を何年までに実現しますか。
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
わからない (電力の安定供給と電気料金の増が課題であり、公共施設への再生可能エネルギー導入は重要であると認識しています)。 | 2030年まで | 公共施設に限定し、再生エネルギー100%をいつまでに実現するかという設問であり、回答自体に科学的根拠が乏しい。あえて言えば「可能な限り早急に」となります。 |
⑤ 緑の保全基金
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
わからない。(緑の保全を目的とした「みどりと公園基金」が既にあり、有効に活用していきます。) | 検討する。 | わからない。 |
Ⅱ 歩いて暮らせるまちづくり
① 関連政策を2つあげ、その理由をそれぞれ述べてください。
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
政策1、公共交通機関の再整備 ココバスの運行開始から15年。市内の交通状況及び市民ニーズの変化、今後の新庁舎建設計画等を踏まえ、平成30年度より令和3年度までの4年間で「ココバス再編事業」として総合的な見直しを実施します。 | 市道の無電柱化を計画的にすすめ、道路と歩道の段差解消やバリアフリーを進め、商店街に「寄合所」を設けます。 | 具体的に、なにについての質問か不明なため回答を控えます。 |
政策2、既存道路の整備及び無電柱化の推進 小金井街道や連雀通り、緑中央通り等の都市計画道路事業において、歩車分離を図るとともに、歩道のバリアフリー化を実施しています。また、無電柱化や街路樹の植栽を行い、安全で快適な歩行空間の整備を行います。 | 武蔵小金井駅北口は個店を大切にし、にぎわいを取り戻す方策を関係者や市民と構築します。駅の地下や駅近くに駐輪場の設置を検討し、通勤、通学に便利でホッとする緑豊かなまちにします。 理由:武蔵小金井駅北口の個店が生き生きと営業できることが必要です。南口との差別化を図っていく。 |
② 「地域まちセンター」(仮称)
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
検討する。 | 検討する。 | 同センターの機能・必要性、既存の公民館・集会施設等との役割分担が不明なため回答を差し控えます。なお市民が自主的に創ることを否定するものではありません。 |
Ⅲ 多様性・多文化が尊重される共生社会
① 関連政策を2つあげ、その理由をそれぞれ述べてください。
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
政策1、男女共同参画の推進 第5次男女共同参画行動計画で「人権尊重と多様性を認め合う社会をつくる」と基本目標を示し『かたらい』47号・50号と多摩3市男女共同参画共同研究会啓発冊子に記事を掲載し、周知及び理解促進を図っています。 | 一人ひとりの人権を大切にし、男女共同参画を推進し、多様な性が大切にされるまちをめざします。そのため、小金井市人権を大切にする条例を制定します。 理由:女性も男性も多様な性の人も外国籍の人も、すべての人の人権に目を向け、保障することが必要である。 | 異文化を尊重し理解を深めることは、相互の信頼と協調を深める観点から重要です。このため国際交流事業の拡大を目指します。 |
政策2、多様性の尊重 小金井市人権研修でLGBT研修(H30年度・令和元年度)を実施しました。また、市民が性別などにかかわらず安心して生活できるよう同性パートナーシップ制度の制定に向けた取組を進めます。 | 多文化共生社会の実現に向け、生涯学習等で他の国々の歴史や文化、語学を学ぶ機会を増やし、市民が国際的な理解を深めるようにします。外国籍の皆さんへのアンケート調査などを行い、ニーズを把握し、施策に反映します。 理由:韓国や中国などに対し、蔑んだり侮蔑する風潮が一部にあります。過去の歴史を繰り返さないためにも理解しあうことが必要だと考えます。 | 障害者雇用促進法を徹底させ、雇用率達成のための支援を検討します。 |
Ⅳ 公共サービスのあり方 市民参加 市民協働
① 関連政策を2つあげ、その理由をそれぞれ述べてください。
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
政策1、NPO法人への市職員派遣研修の継続 市職員がNPO等の活動を体験することにより、NPO等が地域課題等を解決する公益的活動を理解し、活性化を図る方策を考える機会とし、市職員の協働意識の向上を図り、NPO等との人的ネットワークを拡大します。 | 自治基本条例の制定により市民の声を市政に反映します。 理由:市民参加条例をさらに発展させ、市の施策を進めるにあたり、市民参画を規定する。 | サービスには提供する側と享受する側が存在します。公共が提供するサービスも同じです。市民が責任とリスクを担うに相応しいサービスとは何か検討します。 |
政策2、協働事業提案制度の継続 市民活動団体等の発想や専門性をいかし、公共サービスに対する多様なニーズへのきめ細やかな対応を実現するため、市民活動団体等からの提案により市と市民活動団体等が協働して行う事業を展開していきます。 | 市民との定例的な懇談をすすめます。市内団体、グループなどとの懇談を年1回すすめます。 理由:現場の率直な声や思いを市政に反映させるため、様々な活動をしている市民団体やグループとの懇談が必要と考える。 |
② 公契約条例の制定
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
考えていない。 現時点では考えていませんが、条例の掲げる理念や目的は理解しており、小金井市の現行制度の運用において、懸念される事態が発生しないよう最大限に努めます。 |
制定する。 |
制定しない。 公契約とは、より質の高いサービスを・より安い金額で提供させることが基本であり、労働基準法や男女機会均等法等諸法の順守は当然です。そこに評価項目を持ち込むことは馴染まないと考えます。 |
Ⅴ 「SDGs」を市の計画。施策に取り入れますか?
西岡真一郎 | 森戸洋子 | 河野律子 |
積極的に取り入れる。 理由:持続可能性は小金井市の将来のための重要な目標であり、市政の方向性を検討する上でSDGsの視点を踏まえることは大切です。SDGsの目標の真意や必要性を職員が理解し、市政の取組を進める必要があるからです。 |
積極的に取り入れる。 理由:持続可能な社会を作る上で、国連で採択され、保守系議員とも共通認識を持てるものなので、ジェンダー、環境、貧困問題などを市の施策に取り入れやすい。 |
参考にする。 理由:国、都道府県、産業界等の導入状況やその成果等を踏まえながら、地方公共団体においても積極的に参考にすべきと考えます。 |
市民自治こがねいは3月17日に2019年度総会を開催し、標記のことを確認しました。
1.政治団体としてのこれまでの市民自治こがねい
これまで市民自治こがねいは、公職選挙法上の政治団体として東京都選挙管理委員会に登録してきました。そして、「申し合わせ」では、
1)目的に賛同するものを議会に送り出すため活動します。
2)送り出した議員の議会活動を支えます。
と明記し、実際に特定の候補者、議員を推薦し、選挙活動を行ってきました。市議選においては、漢人あきこ、片山かおる、坂井えつ子市議を誕生させたのをはじめ、市長選、都議選、都知事選、国政選挙にも積極的に取り組んできました。
2.ポジティブな選択としての「任意団体」化
政治団体登録を解消し、市民による任意の団体になるということは、これまでのように各種選挙での特定の候補者の選挙活動や、特定の候補者・議員の政治活動についても行わないということです。これまでの推薦市議の片山かおるさんと坂井えつ子さんには、それぞれ「片山かおるといっしょにかえる小金井の会」、「坂井えつ子とつながる小金井の会」という後援会的政治団体が存在しますので、今後はそこを中心に選挙活動や政治活動が行われることと思います。
市民自治こがねいは活動の目的を、23年前の発足当初から「市民が主体的に発言し、行動し、市政のあり方を変え、ひとりひとりの人権が尊重され、誰もがいきいき暮らせる自治が息づくまち=小金井をめざします」としてきましたが、基本的にそれはこれからも変わりません。むしろ市民が主体となって発言し、行動することをこれまで以上に積極的に行いたいと思います。もちろん議員も会員になることができます。
私たちが暮らしを営む上で直面するさまざまなことは「政治」につながっています。おまかせ民主主義から自治と参加の民主主義へ。より幅広く、地域の様々な分野で活動をしている人たちと連携し、行政との協働を進め、議員の方々とも政策実現に向け交流を図っていきたいと思います。市民のつながりをひろげ、市民自治の視点から小金井市政、まちづくりに関与し、自主性と協働による新しい活動・運営スタイルで、“市民のひろば”としての役割を高めていきます。
3.市民団体「市民自治こがねい」に引き続きのご支援、ご参加を!
すでにこの1年、会は議員が運営委員および共同代表にならない形で運営されてきました。直近の半年は議員からの寄付はなく、市民による会費とカンパで活動を維持しています。以前は郵送費、事務所費などかなりの支出がありましたが、事務所を個人宅の一室に移し、市内2,000軒のほぼすべてをメンバーによる手配りで乗り切り郵送費を大幅に削減してきました。知恵を寄せ合い、力を出しあい、活動を続けてきています。市政や市議会の動きについてもこれまで議員まかせになりがちでしたが、市民が動き、情報を集め、政策議論も行い、行政や市議会に働きかけ、地域への発信力も高める自立的活動を強めています。
市民自治こがねいへのこれまでのご支援に感謝すると同時に、これからも変わらぬご支援、そしてご参加をお願いいたします。
■ 市民自治こがねいの2019年度総会は、 3月17日(日)上之原会館で行いました。出席者は、共同代表、運営委員は5名、他11名全体で16名でした。
みなさまに事前にお送りした議案については、すべて原案が拍手で承認されました。
■ 総会をうけて、新運営委員会が3月24日に開かれました。総会を振り返り、今年1年の活動方針をより具体的にしていくことが確認されました。
● 議案(3)2019年度活動計画
<組織運営>
◎「政治団体」から「任意団体」へ
市民自治こがねいとしての行動力、発信力、コーディネート力を高めていくことが重要です。ぜひご一緒に。*詳しくは➡こちら
<活動方針>
◎ こんな小金井にしたい10の提言
「提言」案をまとめました(*こちらを参照)。これは、「案」なので、みなさんから意見をいただきたいということでの提案でした。総会の場で、出席者から意見をいただきました。その後メールも届きました。今後、さらに、みなさんからのご意見、提案をいただき、「こんな小金井にしたい」にも生かしていきたいと思います。
◎ 散歩だより
年2回の発行ですが、101号は5月から6月、102号は11月を予定しています。それぞれのテーマは検討中ですが、編集チームをつくります。ぜひ参加ください。 また、2,000部の手配りを継続していくため、更に手配りの協力者をお願いしていきます。
◎ インターネット媒体による情報発信の強化
「ネットニュース・小金井TOPICS」の配信を始めました。市民自治こがねいのHP、FBでご覧いただけます。 *参照➡こちら
すでに0号、1号を月1ペースで発行しています。総会では1号をプリントアウトしお渡ししました。今後は、メールニュースとしての配信も検討していきます。とりあえず、メールでの直接の配信を希望の方は、ご連絡ください。
◎ イベント
議案においては2/24の「世田谷区長保坂展人さんと話そう!」を今年度の企画として提示し、すでに成功裏に終わりました。 *報告➡こちら
今年度は、もう一回イベントを企画したいと思います。時期は秋でしょうか。
● 議案(4)予算
これまでの予算規模は、選挙関連を除くと通常100万円程度でしたが、今年度は実質30万円規模となります。議員からの寄付がなくなることによります。散歩だよりの100%手配り、事務所経費の削減などで対応していきます。 これからは、市民からの会費、カンパが収入のすべてとなります。予算規模の縮小が、活動の縮小に直結しないよう、みなさんからの今まで以上のご支援をお願いします。
3月の定例議会は、3月26日深夜に終了しました。
本定例会のメインである2019年度一般会計予算は賛成多数で可決し、他の特別会計予算や市長提出議案のすべても可決しました。
*写真をクリックすると本会議動画をご覧になれます➡
◎2019年度一般会計予算案
賛成:自民・信頼の小金井(吹春、湯沢、河野、遠藤)
公明党(渡辺ふ、小林、紀、宮下)
みらいのこがねい(村山、鈴木、岸田)
小金井をおもしろくする会(白井)、こがねい市民会議(斎藤)
改革連合(篠原)、生活者ネットワーク(田頭)
小金井の明日をつくる会(沖浦)、市民といっしょにカエル会(片山)
緑・つながる小金井(坂井)
反対:共産党(水上、たゆ、板倉、森戸)、情報公開こがねい(渡辺大)
西岡市長による一般会計予算は、実質的には今回が3回目。今回は、片山議員、坂井議員が初めて賛成し、18名と最も多い賛成を得ての可決となりました。
今回の予算総額は438億円。民生費が保育所新設などもあり6%増加、土木費は再開発への税金投入が縮小し25%減となっています。
◎注目陳情のゆくえ
◎子どもの権利に関する条例の一部を改正する条例 ➡継続審査
2018年12月議会で採択した「子どもの権利に関する条例を推進するための計画の策定と継続的な検証を求める陳情書」「子どもの最善の利益を保障する「子どもオンブズパーソ ン」の設置を求める陳情書 」を受けての議員提案です。
◎平成31年4月に小金井市長に支給する給料の特例に関する条例 ➡可決
社会福祉委員報酬誤支給問題で市長自身がその責任を認め、給料の減額(1ヶ月のみ/30%カット)する条例を提案
➤第1回定例会議決結果(小金井市議会公式サイト) もご覧ください
https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/gikaijimukyoku/teireirinji/heisei31_gikai/31_shingi/201901teikekka.html
〇「議案」「意見書・決議」「請願・陳情」の審議結果 *全議員の賛否がわかります
〇 閉会中継続審査案件一覧
東京都が小金井市内に計画している都道3・4・11号線について、都が主催する意見交換会の参加者有志が、継続を求める要望書を小池百合子都知事宛てに提出した。
東京都建設局が住民から公募等で参加者を募り行ってきた意見交換会。その3回目が今年2月に開催され、突然、都側は、意見交換会の打ち切りとオープンハウス(出入り自由なパネル展示形式の住民説明会)への移行を表明した。
これに対し、意見交換会参加者有志(50名中35名連名)は小池知事あての要望書(別紙)を作成し、3月28日、10名で都庁に出向き、都建設局・道路建設部計画課長に手渡した。 この日の要望書提出、小金井選出の辻野栄作都議が仲介を拒否したため、山内れい子都議(東京・生活者ネットワーク)、労を取っていただいた。
約1時間懇談で、都側は「小池知事からは丁寧に対応するよう、指示されている。小金井市長、小金井市議会の『継続を』という意向もきいている。幹部も含め検討する」と発言した。それでも、一方では、「より多くの意見を住民の意見を聞きたい」と強調、オープンハウス実施へのこだわりは、最後まで変えなかった。
回答は、4月18日、文書で行われる。
なお、意見交換会については小金井市の西岡真一郎市長が3月11日、継続の検討を小池都知事に要望。また27日には小金井市議会で、意見交換会の継続に向けて市長が迅速に対応するよう求める決議が全会一致で採択された。
参照:はけの自然と文化をまもる会ブログ
市民自治こがねいは、これまで紙媒体の「散歩だより」やHP、FBによる情報提供を行ってきました。これからは、これに加え、ほぼ月一でネットニュース「小金井TOPICS」の配信を始めます。HP、FBでご覧いただけます。今後、その時々の役に立つ市政、まちづくりの情報を掲載していきます。掲載希望のイベント情報、市政へのご意見などお寄せください。
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小金井TOPICS 1号 2019.3.14 発行:市民自治こがねい
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◆市民自治こがねい「こんな小金井にしたい!/10の提言」を発表 ご意見を!
詳細は⇒https://www.sijiko.com/こんな小金井にしたい/
◆市の長期計画審議会 市民委員公募中 4月1日まで
詳細は⇒https://www.city.koganei.lg.jp/smph/shisei/seisakukeikaku/kyoudounorule/choukeisiniinnboshu.html
TOPIC❶ おススメイベント
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◆3/16(土)新庁舎・新福祉会館建設基本設計者選考公開プレゼンテーション
10:00~ @萌え木ホール 主催:小金井市
◆3/21(木・休)時代をつなぐ-写真でたどる小金井の女性たち 上映会&トークライブ
14:00~ @前原集会暫定施設A会議室 主催:こがねいとりもち団
◆3/29(金)映画でみる在日
@宮地楽器ホール・小ホール 主催:キムーンフィルム(042-316-5882)
14:20~「花はんめ」
16:35~「在日(歴史編)」
19:00~「在日(人物編)」
前売券 3作品 2000円 / 当日券1作品 1300円
◆4/7(日)檻の中のライオン講演会 -いま一番わかりやすい憲法のお話―
講師 楾大樹(弁護士) 主催:小金井平和ネット
10:00~12:30 @回帰船保育所
*要事前予約042-387-1662(佐藤 10:00~19:00)
◆4/7(日)はけのおいしい朝市
10:00〜15:30 @武蔵野公園くじら山付近
ぜひぜひ遊びにきてくださいね!今年も素敵な出店者がたくさんですよ。
主催:西武・武蔵野パートナーズ/はけのおいしい朝市組合
後援:小金井市/小金井市商工会/(一社)小金井市観光まちおこし協会
TOPIC❷ 【報告】2/24 世田谷区長・保坂展人さんと語ろう
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2/24(日)、市民自治こがねい主催による「世田谷区長・保坂展人さんと語ろう 自治が息づく街へ “希望の地図の描き方”」が開催されました。保坂区長には、4月に3期目の選挙を控え、お忙しい中、お越しいただきました。
この日の参加者は35名、市民自治こがねい主催の集まりは初めてという方も多くいらっしゃいました。保坂区長の世田谷での実践に強い関心をもって参加いただいたようで、メモを取られ、真剣に聞き入っている方がたくさんいらっしゃったのが印象的でした。
保坂さんは、区長8年の実績をパワーポイントも使い、わかりやすく、ていねいにお話ししてくださいました。地域のさまざまな資源、特性に着目し、新しい課題へ挑戦し、実現していく世田谷のまちづくりは、市長のリーダーシップと市民との協働、連携によるものであることが、よくわかりました。大きなヒントをいただきました。
TOPIC❸ 「同性パートナーシップ制度」の陳情、3月議会で審査、継続審議
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3/8の市議会総務委員会で「多様な性を尊重する小金井の会」のメンバーによる陳述が行なわれ、審査がはじまりました。
審査の様子は小金井市議会ユーチューブでご覧になれます。
⇒https://www.youtube.com/watch?v=dZxTB8Tou2c (20:48頃から約70分)
この日は、継続審査になりましたが、議会も市長も前向き。
審議の終盤での市長の答弁を要約すると、次のような内容でした。
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市長の政策意思として、同性パートナーシップ制度は、小金井市として将来的に取り組んでいく必要があると判断し、検討させていただきたいと、今日初めて、これまで以上に必要性を認識して表明した。
男女平等推進審議会に、議会の状況や私の意思を伝えて、新年度から検討に着手していただきたい。
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詳細は⇒https://www.facebook.com/tayounasei/
TOPIC❹ 都市計画道路3.4.11号線に関する「意見交換会」の継続を求める動き
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東京都は、2/4、市民との対話の場とすべき「意見交換会」を今後は行わないと一方的に宣言し、打ち切りました。意見交換会に参加してきた市民からは当然ながら「意見交換会の続行」を求める声が強まっています。有志による都への申し入れも予定されています。
また市議会は、3/4の本会議で「継続を求める意見書」を全会一致で採択、市長も3/11都庁に出向き、「継続を求める」小池知事宛の要望書を提出しました。
さて、東京都は、小金井市あげての「意見交換会の続行」を求める地元の声にどのように応えるのでしょうか。
TOPIC❺ 市の将来像を定める「長期計画審議会」 市民委員公募中 4/1まで
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詳細は⇒https://www.city.koganei.lg.jp/smph/shisei/seisakukeikaku/kyoudounorule/choukeisiniinnboshu.html
「第4次基本構想」は2020年度末をもって計画が終了し、その後は新たに「第5次基本構想」がスタートします。そのため、2019年度から「長期計画審議会」での審議が始まります。「基本構想」は、市の将来像を総合的にデザインし、その実現のための基本計画、実施計画など「長期総合計画」を定めるもので、10年ごとに策定されます。市にとって最も上位に位置する重要な計画です。
「長期計画審議会」 の市民委員の公募に積極的に応募しましょう。さらに策定過程における様々な市民参加の場に積極的にかかわりましょう。
ネットニュース「小金井TOPICS」創刊!
市民自治こがねいは、これまで紙媒体の「散歩だより」、HP、FBによる情報提供を行ってきました。これからは、これに加え、ほぼ月一でネットニュース「小金井TOPICS」の配信を始めます。HP、FBでご覧いただけます。まずは0号、お試し号です。今後、その時々の役に立つ市政、まちづくりの情報を掲載していきます。ご感想、ご意見をお寄せください。
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小金井TOPICS 0号 2019.2.23 発行:市民自治こがねい
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TOPIC❶ おススメイベント
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◆2/24(日)14:00~17:00 世田谷区長・保坂展人さんと語ろう
主催:市民自治こがねい
自治が息づく街へ “希望の地図の描き方”
@上之原会館 042-381-9911 武蔵小金井駅北口7分・小金井保育園となり
=第1部= 14:00~ ゲストスピーチと質疑応答 保坂展人さん(世田谷区長)
=第2部= 15:30~ オープンマイクと懇親会
お菓子とソフトドリンク(有料でアルコール)
世田谷区は、保坂区長になって8年、保育園や庁舎の再生可能エネルギー100%、同性パートナーシップ制度、母子手帳に子どもの権利条約を添付、 公設民営のフリースクールなど誰もが暮らしやすいまちづくりに挑戦し続けています。世田谷区長保坂展人さんを小金井に招いて、ワクワクするまちづくりのお話を聞きます。ぜひお越しください。
◆第3回菅直人と市民の対話集会@小金井
3/2(土)19:00~21:00 前原暫定集会施設 主催:こがねい市民連合
◆平和の日・連携市民事業「いのちと平和をつなごう」
「こがねいピースアクション」のよびかけに応え、2/4~3/29までの間、講演会、絵本展、 市内パレード、映画会など9つの企画が連携して行われています。
詳しくは⇒ http://docs.wixstatic.com/ugd/0b8940_d486971f70cd462e9fa22213ef294b07.pdf
3/10(日) 平和の日市民イベント 12:30~13:30
フェスティバルコート(イトーヨーカ堂前)
集会後、市民有志で駅周辺をパレード
TOPIC❷ 3月議会 2/20~3/26
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議案はこちらで見ることができます。 https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/gikaijimukyoku/info/D090101023142247281.html
メインは新年度の予算です。一般会計総額は 438億2500万円(前年度比 23万円マイナス) 日程は⇒ https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/gikaijimukyoku/teireirinji/heisei31_gikai/31yotei_gikai/D090101020421403.files/hiwari311.pdf
議会中継は⇒ https://www.youtube.com/user/koganeishigikai
TOPIC❸ 対話拒否! 2/8「都市計画道路」意見交換会 主催:東京都建設局
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これまでの2回の「意見交換会」は、地権者も含めた市民からのはけとその景観、コミュニティを破壊してまで都市計画道路は必要なのか、という問いに、都は一切答えず、「道路建設ありき」の姿勢に終始してきました。都は、「意見交換会」は今回で終わりにし、「オープンハウス形式」の説明会に切り替える意向です。市民との対話を拒否するという強引な態度に、市民からの批判が相次ぎました。それでも、最後まで、市民と向き合おうとはしませんでした。口先では「ていねいな対応」と言いながら、これは何なのでしょう。まちづくりの主体は市民です。住民、市民に背を向けてどうしようというのでしょう。今回の都の愚挙に対し、小金井市長、市議会も強く抗議の声を都に示すことが求められます。
詳しくは⇒ hake-bun.blogspot.com
TOPIC❹ 「同性パートナーシップ制度」の陳情、3月議会提出へ
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小金井市にも「同性パートナーシップ制度」をつくろうという動きが始まっています。 「多様な性を尊重する小金井の会」が発足、2/12には、諸橋泰樹さん(フェリス女学院教員、元小金井市男女共同参画審議会委員、小金井在住)を講師に学習会を開催。市議会議員(5名)も参加しました。この日は、陳情案を巡って、意見交換を行い、3月議会への陳情書の提出を確認しました。
詳しくは⇒ https://www.facebook.com/tayounasei/
陳情は、提出され、3/8(金)の総務委員会で会の代表による陳述、審議が行われる予定。
9月議会で陳情が採択され、意見書提出が先送りされていましたが、 「辺野古新基地建設の中止と、普天間基地代替施設について国民的議論を深め、民主主義及び憲法に基づき公正に解決することを求める意見書」として、12月6日の本会議で可決しました。
陳情者の問いかけに、議員、市民、陳情者が語り合い、議論し、陳情のキモをいかした 「意見書」となりました。 朝日、毎日、東京が全国版、地方版で取り上げています。NHKも首都圏で報道した模様です。
この陳情―意見書、全国の自治体議会に広がってほしいと思います。
*可決した意見書(議員案第48号)、2018.12.7朝日新聞武蔵野版、同社会面
画像をクリックすると拡大します。
10月7日の市民自治こがねい主催イベント「アクション!多様性を尊重する社会をつくろう」の参加者から発信して「多様な性を尊重する小金井の会」がスタートしました。
https://www.facebook.com/tayounasei/
第1回の集まりが呼びかけられています。
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日時:12月19日(水)夜19~21時
場所:上之原会館
テーマ:小金井市でLGBTに関する人権施策等を進めるための話し合い
連絡先:090-6014-3566(佐藤)
資料代:100円
小金井市は2003年に男女基本条例の市民の定義に「性的指向にかかわらず」と定めましたが、LGBT(性的少数者)に関する市の取り組みは十分ではありません。 一方、全国的には様々な施策が進められ、三多摩でも、今年、国立市が「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」を施行し、来年4月には、府中市が「同性パートナー認証制度」をスタートする予定です。
10月7日に、尾辻かな子衆院議員をゲストに迎えて開催されたイベント「アクション!多様性を尊重する社会をつくろう」(主催:市民自治こがねい)の参加者から発信して小金井市が、LGBTをはじめとする性的少数者の人権施策を積極的に進めていくよう、声を上げていくことになりました。具体的に市議会への陳情の提出にむけて取り組みたいと思います。
そのための、第1回の集まりを開催します。ぜひ、ご参加ください。
小金井市長 西岡真一郎様
新庁舎・新福祉会館」建設についての見解と申し入れ
2018年11月20日
市民自治こがねい 「新庁舎・新福祉会館」チーム
11月7日から13日にかけて「新庁舎及び(仮称)新福祉会館建設について」の市民説明会が、市内5か所で開催されました。
当該チームのメンバーは、これまでも新庁舎及び(仮称)新福祉会館建設について関心を持ち、それぞれの「市民検討委員会」、ワークショップに参加するなど、さまざまな形で意見を表明してきました。今回も、基本設計を前にして大きな節目となる「市民説明会」であると思い、積極的に参加、発言してきました。
「市民説明会」を終え、ここで改めて、新庁舎及び(仮称)新福祉会館建設についての見解をまとめましたので、ご検討のうえ、ご見解を文書でお示しいただきたくお願い申し上げます。
お答えいただける項目だけでも第1次回答期限として、12月10日とさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
Ⅰ 「新庁舎及び(仮称)新福祉会館」を複合施設として建設することを強く要望します。
複合化のメリットをより生かした案は、これまでのところ「Cre-2」だと思います。
(1)「今後の整備方針①」で示された「清掃関連施設の暫定移設を行わない」、「新福祉会館機能の早期回復を優先」について。これを満たすとして新たに示された「C-3」では、複合化の可能性を最大限引き出すことが設計上、建設上制約され、複合化のメリットが損なわれることを懸念します。いかがでしょうか。
(2)「新福祉会館機能の早期回復を優先」する「C-3」案は、どっちつかずの折衷案で複合施設案とは言えません。新福祉会館が先行的に施工し、竣工が8ケ月早まるとされていますが、一方で新庁舎の竣工は、5カ月遅れることになり、賃貸庁舎の解消は、また、また先になります。
新福祉会館が先行的に仮使用されるということは、同時竣工であれば、必要とされない安全対策、設備などが必要になりませんか。
また、接合部分がどうなるか不明ですが、新庁舎竣工までの期間、地震、災害があった場合、接合部分の安全性が危ぶまれます。「一体化」された後も、地震、災害時に、接合部分のリスクが同時竣工に比べ、明らかに高いと思います。「C-3」の場合、接合部分にまたがる空間確保は難しく、本来同時竣工であれば可能な空間利用が制約されることは明らかです。それでも、「新福祉会館機能の早期回復を優先」は優先されるべきですか?本末転倒ではありませんか。
(3)「Cre-2」でも、工事中の搬入路の一つを高架下にすることで、「清掃関連施設の暫定移設を行わない」ということが可能になるのではないしょうか。
(4)「Cre-2」と「C-3」のコストの比較が示されましたが、「C-3」でも、両施設を免震にし、既存施設の解体費用も含め、敷地外に確保する駐車場賃料、竣工が遅れることに伴う第2庁舎の賃貸料の増加などを考えると、「C-3」のコスト面での優位性はほとんどないと思います。
コストについては、ランニングコストも含め、検討したものを提示して明らかにしていただきたいと思います。
Ⅱ 「環境負荷の低減」 「長寿命化」
基本設計を前にして示された今回の市民説明会の提案と説明は「施設配置」についてのみといっていいほど偏ったものでした。
基本設計にあたって重要な視点である「環境負荷の低減」、「長寿命化」については全くと言っていいほど触れられていませんでした。公共施設のCO2排出量は目標値に向け削減どころか19.4%も大幅に増加しています(2016年度)。
今回の両施設の規模は市の公共施設の中では、最大の建築物です。今後、公共施設の更新、統廃合、長寿命化等が重要テーマとして待ち構えていることからも、そのモデルとなることを自覚し、設計、建設にあたるべきです。「環境負荷の低減」、「長寿命化」にむけ、きちんと目標値を定め、対策を図ることが必要です。そうでないと将来に禍根を残すことになります。
市は、以下の内容を基本計画段階でも示すべきと思います。しかしながらそれができないままコンストラクションマネージメント業者選定・基本設計に入らざる得ない場合でも、少なくとも、こういった項目と数値を掲げられる業者であることを、選定基準の中に入れることを確約していただきたいと思います。
●環境負荷の大幅な低減に向けて
●長寿命化に向けて
Ⅲ 防災拠点としての役割と機能
新庁舎はもちろん複合化された2施設、敷地の全体が防災拠点の役割と機能を発揮することになります。また、災害時には災害対策本部が置かれます。
Ⅳ 市民参加で市民のための庁舎へ
今回の市民説明会は、本来であれば、基本設計を前に、市民の意見を聞き、取りまとめをするべく事前に行政としての案を市報やHPで公開したうえで実施し、複合化方針と共に基本計画を明確にするものであるべきでした。
新庁舎も新福祉会館も、市民参加の検討委員会が答申した基本計画案は、モロモロの事情で変更を余儀なくされてきました。新庁舎は当初の基本計画通りに進んでいれば、すでに竣工している時期です。時期や階層などの修正が余儀なくされている今、基本計画で述べられたその理念は、修正されることなくシッカリ担保されているのだろうかとの不安もぬぐえません。
理念を実現するには、ハード的な設計も当然重要ですが、庁内の仕組みの確立など、ソフト面の改善も同時に視野にいれる必要があります。庁内改革も含めたソフト面についての検討も、時期を逃すことなく進めて欲しいと思います。
そして、いまなお「基本計画」が定まらない状況で、基本設計や実施設計が、うまく進んでいけるのかどうかも、市民としては、はなはだ懐疑的ですが、諦めることなく声を届けていかねばならないと思考えています。
いまだ生煮え状態の「どのような機能を、どのように配置するのか」についても合意形成に向け、市民説明会などを行うことも必要です。
「市民のための庁舎」にとって市民参加は不可欠です。
以上
実は、6月議会、画期的だったのです。
どういうことなのか、そして今後の展望について、この間ずっと市議会をはじめ市政をウォッチしてきたメンバーが分析しました。
それをシェアします。運営委員やオブザーバーからの感想やコメントも付けました。
会派「緑・市民自治こがねい」解散についての見解
(2018年6月1日)
市民自治こがねい(新)運営委員会
市民自治こがねい(旧)運営委員会は、5月13日の2018年度総会へ「会派を分けることはやむなし」という提案を行いました。「どうしたの?」「なぜ?」という声が寄せられています。ご心配をおかけしています。
市民自治こがねいは、片山かおる議員に加え、2015年暮れの小金井市議補選において坂井えつ子さんの当選を勝ち取り、「推薦議員」の複数化を実現しました。以来、二人の議員は「緑・市民自治こがねい」という会派を結成し、議会活動を行ってきました。運営委員会は、市民自治こがねいが「推薦」し、当選した議員が複数の場合、ひとつの会派をつくり議会活動を行うことは、政策実現においてより有効であり、自然なことであると認識してきました。
今年に入って坂井えつ子議員から片山かおる議員へ「緑・市民自治こがねい」の解散とひとり会派となることの申し入れがあり、その後、3月の定例議会の期間も含め、両者の間でも、また二人を含めた運営委員会でも、何度となく議論が重ねられてきました。
運営委員会としては、現在においても、両議員の基本的な政治方向について決定的な違いがあるとは思いません。しかし、会派を運営していく上で重要な議論の土台となる両者の信頼関係が保持できず、いま、それを修復する力が両者にないと判断しました。 このまま会派を維持しても、それぞれの議員活動に支障をきたすことが危惧され、総会への提案となりました。
総会では、運営委員会の「会派を分けることはやむなし」という提案は多くの賛成をもって確認されました。なお、片山議員からは異議が出されました。
総会後、「緑・市民自治こがねい」の解散届は提出され、片山議員、坂井議員はそれぞれ新たなひとり会派の届出を行いました。6月1日からの定例議会は、両者とも、ひとり会派として議会にのぞみます。 ※片山議員「市民といっしょにカエル会」、坂井議員「緑・つながる小金井」
片山議員、坂井議員は市民自治こがねいの共同代表でもありましたので、「会派解散」は市民自治こがねいの運営、あり方にも影響を与えました。総会では、市民自治こがねいの今後について、「二人の市議は『市民自治こがねい』の共同代表からは離れる。そして市議以外のメンバーを中心に運営委員会を構成し、政治団体としての『市民自治こがねい』を運営していく」ということが確認され、市民が主体となって新しいメンバーも含め、新運営委員を選出し、心機一転、新たなスタートを切りました。
(新)運営委員会としては、片山議員、坂井議員に対し、「推薦議員」としての関係を維持したいと伝えています。市民自治こがねいは、これまで推薦議員との関係は、基本的な方向性の共有を前提にし、情報共有、意見交換を丁寧に行い、議案などの議決態度は議員の意見を尊重するとしてきました。これについては今後も変わりません。片山議員と坂井議員は会派を解散しても、議員同士としての協力関係を維持されること、市民自治こがねいという場が、議員としての活動の重要なベースとなることを願っています。
今回の総会には、運営委員以外の方々にも多く参加いただきました。心配で駆け付けたといった声も多くありました。
市民自治こがねいは、小金井をよりよくしていくために、自治の息づく街にしていくために前向きに進んでいきます。ぜひご一緒にお願いします。
5月13 日(日)市民自治こがねい2018年度総会を開催しました。
主な内容は、以下の通りです。
1.活動報告
・片山かおる議員、坂井えつ子議員から議会報告を中心に報告
・「散歩だより」、イベントとカエルハウスの活動について報告
・会計報告と承認
2.「会派解消」とこれからの市民自治こがねいについて
参加者からのコメントと意見交換の後、多くの出席者により次の内容を確認しました。
なお、片山市議からは異議が 表明されました。
二人の市議の運営委員参加については、本人からの表明はなされませんでした。
市民自治こがねいは、今回の選挙では、東京18区(小金井、武蔵野、府中)での、立憲野党統一候補となった菅直人さんを、初めて積極的に応援しました。
最終的に、府中では約4,000票の差で自民党候補に負け、武蔵野では約2,000票差で勝ち、最後に小金井で3,000票差で勝ったために、今回の選挙は小選挙区での当選となりました。
急な選挙であるにもかかわらず、こがねい市民連合が中心となり、ふちゅう市民連合、武蔵野市民有志と繋がった「選挙で変えよう!東京18区市民連合」が立ち上がったことも、超党派の市議会議員が応援に加わる後押しになったと考えます。
最終的には、市議会の過半数を超える議員が菅直人応援の意思を示した選挙となりました。民進党、共産党、生活者ネットワーク、情報公開こがねい、こがねい市民会議他の会派の議員と、様々な立場の市民と共に、市民自治こがねいの片山かおると坂井えつ子も、できる限りの応援をしました。
今回の結果と今の国政や社会状況をふまえ、これからどのように国政に責任を持つことができるのか、一政党だけではなく、超党派の市民と議員の応援で勝つことができた菅直人衆議院議員との関係づくりが問われてきます。
この地域から、市民主導の選挙と国政に変えていくために、共に頑張りましょう。
2017年11月5日 市民自治こがねい運営委員会
●開票結果
菅直人 土屋正忠 鴇田敦
府中市 42,657 46,557 23,690
武蔵野市 29,930 27,984 11,485
小金井市 24,126 21,126 9,906
計 96,713 95,667 45,081
市民自治こがねいは、東京18区(小金井、武蔵野、府中)での、立憲野党統一候補擁立に向け、2016年5月に設立された「選挙で変えよう!こがねい市民連合」と共に活動してきました。
今回の総選挙において、共産党が候補を取り下げ、東京18区市民連合として、統一候補の菅直人前衆議院議員を応援することになったため、10月6日、菅直人前衆議院議員と懇談し、応援を決定しました。
統一を実現した、こがねい市民連合、そして府中や武蔵野の市民の活動と熱意に感謝します。
多くの市民の連帯の思いが実った今回の選挙では、なんとしても、18区では自民党、希望の党に勝利しなければなりません。
比例区においても、私たちは、安保法制に反対して平和を守り、原発を無くし、格差是正に取り組み差別のない社会を作る、憲法に基づく政治を行う、立憲政党を応援します。
そして、この地域から、市民主導の選挙と国政に変えていきましょう!
2017年10月9日 市民自治こがねい運営委員会
7月2日投開票の都議選小金井市選挙区では、都民ファーストの会の辻野氏が1万6,039票を得て当選しました。投票率は前回 40.91%から48.46%と上昇。投票総数は 38,542票から47,795票と、10,000 票近く増えました。「自民か、都民ファーストか」という報道が関心を高め、都民ファースト候補への投票行動につながったことが推測されます。
辻野氏が公認候補として発表されたのは5月31日。HPも開設せず、インターネットでの発信も少ないことに加え、政策チラシのポスティングも1回。街頭での露出も極めて少なく、仕事の合間を使って選挙活動をしていたにも拘わらず、当選した背景には、都民ファーストの会が自民党への反発の受け皿となったことがあげられます。
市民自治こがねいが応援した無所属の漢人あきこさんは、13,531票、次点という悔しい結果となりました。
小金井市では、昨年の都知事選で共に鳥越候補を応援した政党、政治団体そして市民有志が、都議選での共同候補擁立の協議を昨年秋頃から続けてきました。市民自治こがねいも積極的に参加し、共同の政策づくりでの合意を行いました。しかし、候補者については年をあけても引き受ける方がなかなかあがらない中、市民自治こがねいは、漢人あきこさんを協議の場に提案しました。しかし、3月市議選を経ても全体の合意に至りませんでした。その後、選挙の準備活動については了解され、幅広い市民有志からの立候補要請もあり、告示日まで2か月を切った4月末、漢人あきこさんは立候補を決意しました。そして市民自治こがねいは、5月14日の総会で応援することを正式決定しました。
その後も共同候補への話し合いを重ねましたが一致せず、5月27日に共産党が候補者を擁立を表明。最終的には、合意にいたらず、6月6日に協議を終了しました。その後も、協議に参加していた市民有志の呼びかけで、6月14日に、「統一を目指して政策を聞く会」が開かれましたが、一本化には至りませんでした。
都議選での漢人あきこ選挙は、漢人さんの小金井での暮らしと活動を通じてつながった人たちがさまざまな知恵やアイディアを持ち寄り、必要なことを支える市民選挙として展開されました。そして、市議会議員の応援も大きな役割を果たしました。市民自治こがねいの片山かおる、坂井えつ子の他、生活者ネットワークの田頭ゆう子議員、情報公開こがねいの渡辺大三議員、小金井をおもしろくする会の白井亨議員が応援を表明しました。様々な理由から名前を出さずとも漢人あきこさんを応援した議員もいました。民進党は,自主投票でしたが、菅直人衆議院議員は告示直前に推薦を表明、何度も応援に入りました。そのような支援と広がりが重なり合い、漢人あきこさんは、13,531 票、自民党を上回る大善戦でした。共産党の推薦候補の朝倉法明さんの得票は4,879 票でした。
他の1人区(島しょ部を除く)では、都民ファーストが当選、次点は自民党、民進党がとっているなか、小金井市市選挙区では無所属の漢人あきこさんが次点をとりました。辻野氏との差はおよそ2,500票。統一が実現できていれば当選可能性は高まったでしょう。都内で唯一、都民ファーストの会を打ち破り、市民と野党による共同モデルを全国に示せたかもしれません。
漢人あきこさんの当選には届きませんでしたが超党派の議員の応援と、市民による選挙は、小金井だからこそ実現したことです。
野党共闘の実現には、並大抵ではない尽力を要します。戦後72年、民主主義や安全保障をめぐる動きが大きく変化していている今、これから行われる選挙で、共闘が実現できるか否かが、私たちに問われています。
7月2日開票結果 投票率 48.46%
つじの栄作 16,039 票(33.6%)
漢人あきこ 13,531 票(28.3%)
広瀬まき 11,293 票(23.6%)
朝倉法明 4,879 票(10.2%)
うちこが宏 1,242 票( 2.6%)
市民自治こがねいは、7月2日投開票の東京都議会議員選挙において漢人あきこさんを応援します。
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6/23から、7/2投開票の東京都議会議員選挙が始まります。
市民自治こがねいは、昨年の都知事選後、秋頃から都知事選で共闘した政党や政治団体と共に、共同での都議候補の擁立を探り、共通の政策を6者で話し合いまとめてきました。しかし一致には到らず、6/6に協議を終了しました。6者協議に参加していた市民有志からは、引き続き共同候補の道筋を探りたいという表明があり、6/14には「統一を目指して政策を聞く会」が開かれましたが、いまだ統一はなされていません。
市民自治こがねいは5/14の総会にて、6者協議の中で名前があがり協議が重ねられていた、元市議の漢人あきこさんが4月末から活動を開始したことを受け、協議した結果、応援することを決定しました。
その時点では、6者協議が続いていたこと、勝つ選挙にするためにはより多くの支持を集める必要があることから、漢人さんに、「広く支持を広げていく努力」を求めてきました。
現在は、情報公開こがねいの渡辺大三市議、小金井をおもしろくする会の白井亨市議、6者協議にも参加していた生活者ネットワークの田頭祐子市議、林倫子前市議、小山美香元市議が応援を表明しています。また、表立っては動けませんが、応援するという気持ちを寄せてくださる他会派の議員も増えてきました。
小金井市選挙区は、たった一人の代表を選ぶ選挙です。ぜひ、多くの市民の声に耳を傾け、市民に寄り添った政治を行なえる都議を送り出したいと思っています。
漢人あきこさんは、市民自治こがねいと活動を共にしてきた元市議会議員ですが、新たな政治団体「チェンジ東京!小金井の会」を作り、選挙に挑むことになりました。ご支援をどうぞよろしくお願いします。
★ 漢人あきこ事務所
中町4-17-13 ル・シェ・ソワ1F 042-316-5651
2017.6.22
市民自治こがねい運営委員会
「もうすぐ都議選!“はけ“と野川を壊す都市計画道路は見直しを!」チラシが完成しました。都市計画道路問題を考える議員の会発行。
小金井の都政課題の第一は、なんと言っても都市計画道路問題です。現職都議が深くからむ、優先整備に入ったままの道路計画は、小金井の市民の心も小金井の自然も深く傷つけるものでした。
降って湧いたような、こんな不幸な計画は、なんとしても撤回すべきです。
3月19日告示、26日投開票の小金井市議選で、市民自治こがねいが推薦する片山かおるさんが3期目、坂井えつ子さんが2期目に当選しました。
片山さんは916票で23位、坂井さんは1151票で17位での当選です。
2016.8.13
市民自治こがねい運営委員 陣内直行
■参議院議員選挙 自公など改憲政党3分の2/一人区で野党共闘、健闘
改憲4党(自・公・お維・こころ)が77議席を獲得、非改選議席の3分の2を超え、衆参で憲法改正の発議権を確保するという、戦後71年初めての事態となりました。しかし、一方で、32ある一人区すべてで野党4党の共闘が実現、そして、11選挙区で野党共闘が勝利したことに注目したいと思います。深刻な矛盾が深まる沖縄、福島では現職大臣を破っての勝利でした。勝利した小選挙区では、前回の野党4党の得票数の足し算より2割増、野党だけでなく市民が主体的にかかわったことが成果に結びつきました。
今後、自公政権は、発議権を確保したことで、改憲の発議、国民投票への流れを強めることになります。
小金井のデータを見てみます。
投票率は、3年前の参議院選挙と比べ、6ポイント近く上昇。2014年12月の衆議院選挙に比べても2ポイント近く上昇しました。比例区票で改憲4党と野党4党を比較してみますと、小金井市では、改憲4党 28,316票(得票率47.27%)、野党4党 26,537票(得票率44.36%)です。東京都の得票率は、改憲が54.84%、野党が39.97%です。小金井の健闘ぶりがうかがえます。この間の「こがねいピースアクション」の運動の成果でもあります。
市民自治こがねいの推薦候補の結果
比例区では、大河原まさこさん(民進党)と福島みずほさん(社民党)を推薦しました。
大河原まさこさんについては、漢人明子さんもよびかけ人になり、小金井において生活者ネットや有志で「勝手連」を結成、候補者を招き、集会を開催、市民自治こがねい名簿あてに公選はがきを送付しました。その結果、小金井での大河原票は1,325票、全国でトップの得票率でした。しかし、全国の票は71,398票で、当選ラインには届きませんでした。
福島みずほさんは、小金井での福島票は578票。全国では254,956票。社民党としての議席確保が心配されていましたが、社民党は1議席を確保し、福島さんが当選を果たしました。
東京選挙区では、「女性と人権」のグループが擁立した佐藤かおりさん(無所属)を推薦しました。4月末段階での出馬表明、知名度なしでの立候補はやはり厳しいものがありました。小金井では候補者を囲んでの集会、ポスターはり、市民自治こがねい名簿への公選はがき送付などを行い、941票(11位)を獲得、東京全体でトップの得票率でしたが、当選ラインには遠く及びませんでした。
■東京都知事選挙 小池圧勝、鳥越完敗
都知事選挙の結果は、小池 2,912,628(44.49%) 増田 1,793,453(27.40%) 鳥越 1,346,103(20.56%)でした。
小池百合子さんの圧勝でした。市民自治こがねいが推薦した鳥越俊太郎さんは残念ながら完敗でした。
野党4党の候補だった鳥越さんは直前の参議院選挙での4党の比例票2,483,450票の54.20%しか獲得できませんでした。逆に小池+増田は改憲4党の票より130万票上積みしています。
有権者の4割いるといわれる無党派層全体の動向は、朝日新聞の出口調査では、51%が小池さんに、鳥越さんは19%となっています。ここでも、小池さん圧勝です。
前回の都知事選では、宇都宮(982,594)+細川(956,063)で200万票弱、全体の40%を獲得していましたが、今回、鳥越さんは、その70%しか固められず、得票率は20%と半減しました。宇都宮+細川票は、非自公であり、「脱原発」であり、鳥越票となる可能性は極めて高かったのですが…
都知事選は、1,100万人を超える有権者が一人を選ぶという全国で最大規模の選挙です。
大政党でも組織による「地上戦」だけでは勝ち抜くことができません。「空中戦」の比重が最も高い選挙です。無党派層をいかに獲得していくのか、政党支持者の緩い層をいかに引きはがすのかが選挙の重要なキーとなります。「空中戦」においては「知名度」「キャラクター、イメージ(決断するリーダー、たくましさなど)」「物語性」が極めて重要な要素となります。
鳥越候補は、「知名度」は抜群でした。それでもジャーナリストとしてのキャラクターについては現役感に乏しく、年齢、ガンなどについての不安を払しょくできず、週刊誌による「女性問題」キャンペーンに対しても有効な戦術を立てられませんでした。
鳥越選挙には、メディア戦略、ネット戦略、リスク対応、街頭や現場視察でのパフォーマンスなども欠如していました。「物語性」をどう演出するのかを考える人が選対本部にはいなかったし、発想する人もいなかったのでしょう。
それに比べ、小池候補の場合は、候補者自らが演出し、選対本部に指示を出し、「地上戦」ができない分、すべてを「劇場化」のために作戦を練り上げ、計画していました。
「大改革」「挑戦するリーダー」を小池候補は、出馬表明の段階で有権者に強く印象づけました。閉塞感が漂い、現状についての不安や不満は強いリーダーを求め、(仮想)敵を作ることで、旧態依然たるものへの挑戦を演出し、「改革」の合唱に有権者を引き込んでいきました。そんな「物語」を作ることに小池候補は成功したのです。
両者のこの違いがダブルスコアでの敗北という結果となりました。
小池圧勝と鳥越完敗の構図を小金井的に見てみましょう。
3人の票は、
小池 25,106 (41.32%) 増田 16,200 (26.66%) 鳥越 15,090 (24.84%)
直前の参議院選挙での野党4党は26,537票、鳥越票はその56.86%です。1万票以上、そしてその多くが小池票になったと思われます。
もう少し数字を詳しく見てみますと、小金井の「地上戦」での健闘が見えてきます。 一つは得票率です。
小池票の比率は、東京都全体と比べ3%低く、増田票も2%近く低いものでした。一方、鳥越票は逆に4%高く、全都的にはトップレベルにランクされます。
鳥越票の比率が高かった背景には、今回の選挙だけのことではなく、長年積み上げてきた小金井市民の政治的力が働いていると思います。そしてこの間も小金井では「ピースアクション」、「こがねい市民連合」など市民が前に出て、野党、政治団体と連携し、相互の信頼関係を築いてきました。これが、鳥越さんの告示直前の出馬にもかかわらず、「鳥越支援サポーターズ㏌小金井」の即、発足、民進、共産、社民、生活者ネット、市民自治こがねいと「鳥越支援サポーターズ㏌小金井」による「6者会議」へとつながりました。そしてできるすべてのことを行い、選挙終盤には27日に突然決まった29日の武蔵小金井駅前での鳥越さんが登場しての街宣、1,500名が駅前を埋め、小金井らしさいっぱいの盛り上がりとなりました。
もう一つは、投票率です。全都は59.73%でしたが、小金井は62.21%、2.5ポイント高くなりました。票数に直すと2,000票を超え、市議選であれば、二人当選するだけの票です。小金井での鳥越支援の「地上戦」での活発な動き、有権者への働きかけが、寄与しているのではないでしょうか?
市民自治こがねいは、参議院選挙、都知事選と休む間もなく、動き続けました。小金井における市民による勝手連的動き、政党、政治団体との連携に加え、メンバーの活動の範囲は小金井だけにとどまりませんでした。片山かおる、坂井えつ子、漢人明子も参加し、最終的には登録者数が80名を超え、鳥越選挙の重要な一角を形成した「鳥越俊太郎を応援する自治体議員の会」、「勝手連」など市民の支援をサポートするための「鳥越俊太郎を応援する市民センター」への参加、鳥越選対三多摩事務所の運営にも携わりました。
結果は伴いませんでしたが、それらは、得難いつながりと信頼をもたらしてくれました。国のかたちや地域のあり方が大きく変わろうとしている今日、選挙という市民の意思表明の最大のチャンスにきちんと向き合い、臨んでいきたいと思います。
市民自治こがねいは、7月31日投開票の東京都知事選挙において鳥越俊太郎さんを応援します。
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今回の都知事選は、石原、猪瀬、
その出馬会見において、「政治とカネ」による都政の混乱を正し、市民の税金により都政が成り立っていることを自覚し、都政を都民に取り戻すことをアピールしました。そして、「住んでよし、働いてよし、環境よし」の東京を実現することを基本姿勢として打ち出しました。また、突然の出馬となったことについて、7月10日開票の参議院選挙での結果をみて、憲法がないがしろにされていくことへの強い危機感を持ったと語りました。
私たちは、鳥越俊太郎さんのこの決断を歓迎します。
東京都は、石原都知事になってから、学校現場には強制と管理が強まり、自由が封じられています。開発優先のまちづくり、時代錯誤の道路事業が大手を振ってまかり通り、小金井でも「はけ」(国分寺崖線)が破壊されようとしています。東京電力の大株主であるにもかかわらず、再生可能なエネルギーへの転換どころか、原発推進を支えています。効率優先、市場原理の導入、「自己責任」などによって、子育て環境は悪化し、子どもの貧困は深刻化し、労働環境もブラック化しています。医療、介護も疲弊してきました。
今回の都知事選は石原都政以来の都政のひずみを転換させる大きなチャンスです。
市民の力をつなぎ、野党とも協力し、地域から総ぐるみで、鳥越都知事を誕生させたいと思います。
過去2回の都知事選で私たちが応援した宇都宮健児さんは出馬を表明していましたが、鳥越さんの立候補表明を受け、おふたりは協議を行い、苦渋の決断だったとは思いますが、告示前日、都政の転換を実現するためのチャンスを生かすことを優先し、立候補表明を取り下げました。宇都宮さんの思いを受け、本当にチャンスにできるか、市民の力が問われています。
選挙情勢は、序盤の世論調査によると、鳥越俊太郎さんは2番手とされています。自公が分裂しているから鳥越さんが有利ということにはなりません。
すでに小金井では、鳥越さんの出馬表明を受け、即座に「鳥越サポーターズ㏌小金井」という市民勝手連が活動を開始し、市民自治こがねいなど政治団体、政党、市議会議員が連携し、オール小金井的活動を展開しています。また、市民自治こがねいの片山かおる、坂井えつ子市議会議員、漢人あきこ前市議会議員は、全都の市民派無所属議員の鳥越支援の動きを作りだすのに貢献しています。
投開票まであと9日。鳥越知事誕生に向け、みなさん一緒に駆け抜けましょう。
2016年7月22日 市民自治こがねい運営委員会
市民自治こがねいでは、「散歩だより」をお届けしている皆さんに、以下 参院選に対するお知らせをお送りしました。
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参議院選挙について 市民自治こがねい運営委員会からのお知らせ
6/22公示、7/10投開票で、参議院選挙が行われます。
市民自治こがねい運営委員会は、全国比例区では、脱原発を推し進め、市民派の女性議員を増やすためにも、大河原まさこさん、福島みずほさんを応援することにしました。
そして東京選挙区では無所属で新人の、佐藤かおりさんを応援することにしました。
昨年の11月から、無所属・市民派の候補者を擁立するために、様々な無所属議員や市民団体などが集まる相談会が開かれてきました。
片山かおるさんは相談会の呼びかけ人の一人になっていました。参議院の東京選挙区は今回から6人の議員を選ぶことになるため、ひとり増えたワクには絶対に市民派の議員を選ぶべきだ、と思っていたからです。
多くの著名な女性や男性の名前があがりましたが、立候補要請を受けてくれる方がいませんでした。
3月になっても候補者が決まらなかったため、一旦は休止しましたが「女性議員を増やそう、JG83参院2016キャンペーン」の中から、佐藤かおりさんが参院選への挑戦を決意したことを受け、再び相談会が開かれ、できるだけ多くの方々に呼びかけての選挙を試みよう、ということになりました。
現在、名前があがっている候補予定者を見ても、自民党(中川)、民進党(蓮舫)(小川)、公明(竹谷)、共産(山添)は、確実ではないかと言われていますが、6人目の席が確定している候補者はいません。
これまでの東京選挙区の歴史を振り返っても、無所属市民派の候補者が6人目の議席を獲得する可能性は高いのです。
佐藤かおりさんはセクハラ被害の当事者として、女性団体の支援を受けながら労災訴訟を起こし、勝訴を勝ち取り制度を変えてきました。女性の人権を下敷きにしながら、現在の暴力的な政治、安保法制や原発推進にストップをかけるため、すべての当事者の視点から、政策を訴えています。
市民自治こがねい運営委員会では、この経過を受け、佐藤かおりさんを応援することを決めました。現在、漢人あきこさん、陣内直行さんを初め、多くの運営委員が全力で、佐藤かおりさんの選挙に協力しています。
Facebookやツイッターなどで街頭演説状況などお知らせしています。
ぜひ、ご覧ください。
2016年6月17日 市民自治こがねい運営委員会
12月6日告示13日投票で、小金井市長選と、市長選にむけた2名の議員辞職に伴う市議会議員の補欠選挙が行われます。
市民自治こがねいは、市長選については、複数の立候補予定のみなさんにお話を聞き、相談を重ねた結果、白井とおるさんを応援することを決定しました。白井さんは市議を辞職してのチャレンジ、政党・政治団体に依存しない市民選挙を掲げています。私たちもその思いを尊重し、しっかりと下支えしていきます。生活者ネットワーク、共産党のみなさんも同様の支援を決定し、片山かおるさんはじめ市議会議員7人も応援団に加わりました。
そして、市議補選には、前回2013年の市議選で60票差で惜敗した坂井えつ子さんが挑戦します。白井さんに代わる市民派の議席を守り、前回維持できなかった市民自治こがねいの2議席の回復にむけて、がんばります! ぜひ、応援をお願いします。
白井とおるさんの公式サイト http://shirai-koganei.com/
坂井えつ子さんの公式サイト http://sakaietsuko.com/
「カエルハウス」の移転に伴い、市民自治こがねい事務所もいっしょに移転しました。
中町3丁目のカエルハウスでは、6年9カ月お世話になりました。
新しい事務所(カエルハウス)は、同じく武蔵小金井駅南口、小金井街道の前原交差点を東に進み、福祉会館の少し先の、連雀通り沿い南側。
駅から徒歩7分です。
新住所 東京都小金井市中町4-17-11-1F
TEL:042-316-1511 FAX:042-380-8271
市民自治こがねい運営委員会
総選挙の投票日まであと5日。各メディアは選挙中盤での議席予想を行っています。自民党は単独で300議席を超え、安定多数の317議席に迫る勢いと報じています。そして、投票先を決めていない人が有権者の50%近くになるとも伝えています。その人たちが投票所に行かなければ、投票率は前回を大きく下回り、史上最悪の可能性があると予想しています。
今回の総選挙、大義がない、何のためと思っている人が多いのは確かです。今回ほど、選挙の意義,動議付けが希薄化し、選挙そのものが不信の対象になっていることはありません。民主党政権に失望し、更にはもてはやされた「第三極」も自壊、失速、そして希望があり信頼できる新しい選択肢も登場できていない。当然にも政治、政党、そして選挙への不信感は募るばかりです。
作家のいとうせいこうの文章が総選挙を前にしてネット上で拡散されています。(http://politas.jp/articles/213)そこで、彼は言っています。
「自分一人が投票したところで何も変わらない、と多くの人は思う。選挙を前にして自分が無力であると感じる。その感覚に傷ついて無関心になる人もいる。」
「もしもあなたが『私たちが変わったところで政治家が変わらないのだから意味がない』と思うなら、それはそれである種の『政治不信というキャンペーン』によって「無力」さを刷り込まれているのだと私は考える。」
政治に失望し、選挙に無力感を抱き、棄権する。これこそ、今の政権の思うつぼです。
みんな、選挙に行こう。
1%がしこたま潤い、99%がシンドイ暮らしを余儀なくされ、きな臭さと息苦しさが社会を覆う。選挙の結果が、そのような不正義で不公正な社会を覆い隠し、時の政権に、未来をも白紙委任したかのような支配の正統性を与えかねません。少数の民意が、多数を支配することになっていきます。
いとうせいこうも言っています。「だが、『自分一人が投票したところで何も変わらないと思う一人』が投票すると社会が変わる」
その通りです。さあ、選挙に行きましょう。
棄権は危険。
安倍政権にNOの意思表示を!
2014.1.22 都知事選への見解
市民自治こがねい運営委員会は、1月13日時点での都知事選への見解を発表しました。
多 くの市民が支持できる候補者を応援したい、という思いから、各立候補予定者が公開討論の場で政策議論を交わすことによって、市民が直接判断できる機会を望 んでいましたが、残念ながら公開討論会への参加表明は、宇都宮けんじさんのみで他の立候補予定者は参加を拒否したため、公開討論会は開くことができません でした。
各立候補予定者の政策を早い段階で把握し、立候補予定者同士で議論することで各都政策をよりよく深めていく機会が奪われてしまったことは、都民にとって大きな損失です。また、公開討論を拒否することは、政治への市民参加を重視しないことと同義であると考えます。
私たちは市民が判断するための機会を重視した、宇都宮けんじさんを応援します。
告示直前になって、ようやく各立候補予定者の政策がそろいつつあります。
今後、各政策を比較しながら、よりよい都政策を市民側からも発信していきたいと考えています。
2014年1月22日
市民自治こがねい運営委員会
2014.1.13 都知事選に対する見解
市民自治こがねいでは、会報「散歩だより」の発送に、以下の都知事選に対する現段階での見解を含む文章を同封しました。
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市民自治こがねい「散歩だより」をお送りしている皆様へ
新たな年が始まりました。皆様にとって、どうかよい年となるように願います。
今回の「散歩だより」は『小金井の環境の今と原発問題』を特集しました。また、片山かおるのちょっとカエル通信46号、一日だけの「Cafeぼちぼち」のチラシも同封しています。ぜひご覧ください。
一昨年の末には衆議院選と都知事選、昨年は市議選、都議選、参議院選と多くの選挙が重なりました。国政も地方政治も様相が変わり、経済の活性化やオリンピック開催など、震災や原発事故など忘れ去られたかのように、華やかな話題に焦点が当てられました。しかし、経済格差が広がり、汚染水漏れなど原発事故も収束しない中、先の見えない不安を抱える時代となっています。
秘密保護法の強行採決や靖国参拝など、現政権のきな臭さも増しています。
そんな中で、猪瀬都知事の辞職により再び都知事選となりました。国政への不安を払拭するためにも、都政をもっと市民に寄り添った政治にしていく必要があります。
市民が擁立した候補者を納得して応援したい、という思いで年末から都内の議員や市民と会議を重ねてきました。その中で現在、宇都宮けんじさんが出馬表明し、記者会見もしています。その過程に若干疑問を感じる部分もありますが、現時点(1/13)では前回の選挙でも応援した、宇都宮けんじさんを信頼し、応援したいと考えています。地道に市民に寄り添う活動を重ねてきた経歴から、都知事になれば必ず市民のための政治を行えるはずです。
しかし、他候補者との一本化協議が行われる可能性もあり、ギリギリまで事態は流動的です。できる限り、納得のいく結果になる努力をしていきたいと思います。